ベント式押出機
概要
高精度なゴム製品を汎用高く製造できる押出機。
コールドフィード、ベンド、ピンの3タイプをそろえています。
ゴム製のプロファイル製品を切りくずなしに
連続的に成形するために最も適した製造設備が『押出機』です。
円筒状のシリンダー内に組み込まれた長いスクリューの根元に投入されたゴム材料が、スクリュー回転により移送されながら熱可塑化及び混練し、先端で圧縮され口金で成形されて連続的に押し出されるのが、簡単に述べた押出機の仕組みです。
当社はゴム機械の老舗として押出機を主製品に据え、長年研究を積み重ねて参りました。旧来からのホットフィードタイプは勿論のこと、その歴史の中で常温のままゴム材料を投入できるコールドフィードタイプ、脱気を可能にしたベントタイプ、高吐出を実現したピンタイプなどの新たな方式の押出機を上市し、押出機の発展に寄与してまいりました。
仕様
本機はスクリューに独特の構造をもった1本スクリュー式ベント押出機です。
押出機本体、温調ユニット、駆動モーター、温調制御盤ならびに真空ポンプにより構成されています。
- ① フィード部へのコンパウンドの供給はコールフィードでできます。
- ② 押出機製品中の気泡を完全に脱気するために特殊な形状の1軸方式スクリューを採用しています。
- ③ コンパウンドの種類によって、スクリューの取り替えが生じた場合、短時間で取り替え作業が行えます。
- ④ 回転、連結部分が少ないため、補修費が極めて少なく、また保守点検が容易です。
- ⑤ 据え付け面積が少なくてすみます。
- ⑥ シリンダー温度を一定に保つため、各ゾーンに対して±1℃までの温度調節可能な循環ポンプ付き自動温度調整装置を設けてありますので、押出製品の形状、及び寸法を一定に保つことができます。
ベント式押出機仕様